昔の私は、チームで与えられた練習をそのままこなすことが中心でした。練習自体は楽しかったものの、「なぜこの練習をするのか」まで深く考えてはいませんでした。
今は、自分に何が足りないのかを考え、その課題に合う練習を選んでいます。動画や記事から得た情報も、そのまま取り入れるのではなく、自分で試して確認します。
長く野球を続ける中で変わったのは、練習メニューよりも、練習するときに考えることです。
若い頃は、与えられた練習をこなすことが中心だった
若い頃は、チームで練習すること自体が楽しかったです。指導者からメニューを与えられれば、それをそのままこなしていました。
上手くなりたいという気持ちはありましたが、「この練習は何を良くするためにやるのか」「今の自分には何が足りないのか」まで考えることは、ほとんどありませんでした。
自主練でも、決めた回数をこなすことが中心です。何回やったかは意識していても、その動きが自分のイメージと合っているかまで確認することはありませんでした。
また、チームでみんなと練習するのは楽しくても、自主練は面倒に感じることが多くありました。
今振り返ると、当時は与えられた練習に取り組むことが中心で、自分の課題から練習内容を選ぶという感覚は今ほどなかったと思います。
ただ、昔の練習が無駄だったとは考えていません。今とは練習に取り組むときの考え方が違っていただけです。
続けるうちに「何のための練習か」を考えるようになった
今は、まず自分に何が足りないのかを考えてから練習を選びます。
例えば、投手として試合に出たとき、イニング終盤になると下半身が疲れ、足がつることがありました。そこで、自分には下半身の筋力が足りないのではないかと考え、下半身の筋力トレーニングを取り入れています。
以前なら、与えられたメニューを何回こなしたかで練習を終えることが多くありました。今は「何を改善したくて、この練習をするのか」を考えるようになっています。
同じ練習でも、目的によって見る部分は変わります。
現在はスマートフォンで自分の動きをスロー撮影し、頭の中で思い描いている動きと、実際の動きに違いがないか確認することもあります。
回数を終えることではなく、自分の課題を見つけ、それに対して何を試すのか。そこを考えるようになったことが、昔との大きな違いです。
動画や記事の練習方法は、自分の課題に合うかで選ぶ
今は動画やSNS、Web記事などで、さまざまな練習方法を見ることができます。
私もそうした情報を参考にしますが、良さそうに見えたものをすべて取り入れるわけではありません。まず見るのは、今の自分の課題に関係する内容かどうかです。
新しい練習だから正しいとも考えていませんし、昔からある方法だから間違っているとも思っていません。
大事にしているのは、新しいか古いかではなく、自分が今改善したい部分に使えそうかどうかです。
以前は、チームで決められた練習をすることが中心でした。今は自分で情報を探せる分、「何をやるか」も自分で考える場面が増えています。
そのため、練習方法そのものだけを見るのではなく、自分の課題とつなげて考えるようになりました。
実際に試すと、イメージとの違いに気づく
動画などを見て頭では理解できても、実際にその通り体を動かせるとは限りません。
私自身、投球動作を確認したときにそれを感じました。
自分ではイメージ通りに投げているつもりでも、スマートフォンでスロー撮影して確認すると、投球時に肘が下がっていました。
頭の中の感覚だけでは、自分が実際にどう動いているか分からないことがあります。見るだけではなく、自分でやり、撮影して確認したことで気づけた課題でした。
また、練習ではできていると思っていても、試合になるとうまくできないこともあります。
だから今は、情報を見て理解したところで終わらず、実際に自分で試すことを意識しています。
自主練を面倒に感じる感覚は今でも理解できます。それでも現在の自主練は、ただ回数をこなすより、自分の課題に対して試し、確認する時間という感覚が強くなりました。

まとめ|目的を考え、選んだ練習を自分で試す
昔は、与えられた練習をこなすことが中心でした。今は自分の課題を考え、そのために必要な練習を選んでいます。
情報を集めるだけでなく、実際に試し、スマートフォンで動きを確認することもあります。
「何をやるか」だけではなく、「何を改善するためにやるのか」を考える。それが、長く野球を続ける中で変わった、私の練習への向き合い方です。