えー、わたくし。かれこれ14年、ソフトボール母をやっております。
14年です。小学校で始めた子が、もう成人するくらいの年月です。
それだけ長くグラウンドに通っていると、周りに自分より先輩の母はいません。気づけば私が、チームの「長老」になっておりました(笑)

頼られる「長老」の風格、しかし心の中では……

当然、きわどいプレーがあると、後輩ママさんたちから頼り切った目で聞かれます。
「長老、今のなんでアウトなんですか?」
「今のって、どういうルールですか?」
そんな時、私は14年の風格を漂わせながら、それっぽく深く頷いてみせます。
でも、心の中で声を大にして言いたい。
「正味、わからん!!!!!」
本当にルールを分かっているのは、ベンチや審判に入っているお父さんたちくらい。私はといえば、いまだにストライクの見分けすらつきません。

「ナイスピー!」の後に訪れる、あの気まずい空気

知ってますよ。真ん中がストライク。……ですよね?
でも実際は、高さだけじゃなく左右の基準もある。応援席から見ていると、もう全然わかりません。
「今のストライクやろ!」と思って、「ナイスピー!!」と大拍手!!
……と思ったら、審判の「ボール!」の声。
あっ。失礼しました。(後輩ママたちの視線が痛い……)
私が苦手なのはストライクだけではありません。インフィールドフライ、タッチアップ、振り逃げ……。なんとなく分かっているような、分かっていないような。
その場の雰囲気とお父さんたちの動きを見ながら、なんとなく14年間やり過ごしてきました。
「今、何で走ったん?」
「……たぶん、振り逃げ?」
「長老、たぶんって(笑)」
そんな会話をしながら、14年間。よくやってきました、私。

ルールより大事な「たった一つのこと」

でも、不思議なことに。
ルールが完璧に分からなくても、子どもが打った瞬間は「走れーーー!!」と喉がちぎれるほど叫べる。アウトになれば「あーーー!」と本気で悔しがれる。点が入れば「よっしゃーーー!!」とみんなで喜べる。
結局、母に必要なのは、ルールブックの知識より、我が子を応援する気持ち。
……ということにしておきます。というか、そう信じています!
ちなみに14年目の今も、審判さんの判定を見て、心の中で「……今の、何?」とフリーズしています。
ソフトボール母14年。チームの長老ですが、頭の中はまだまだ勉強中です(笑)
次回予告|
第5話:素振り100本が1分50秒⁉︎
小学1年生の夏休み。
三男の課題「素振り毎日100回」を確認していた母は、
ある日の記録を見て、
目を疑いました。
「1分50秒」
……。
いやいや。
そんなことある?
思わず本人に確認すると、
返ってきた答えが、
まさかの方向へ。
そして母は、
さらに混乱することになります。
小学1年生の三男が語った、
「素振り100本」の真相とは——。
次回、
「素振り100本が1分50秒⁉︎」
お楽しみに🤣