大人の趣味の代表格のひとつといえば「ゴルフ」。
昨今のコロナ禍で、密を回避できるゴルフの人気が非常に高まっています。
ところが「ゴルフを始めたいけど、何から手をつけたらいい?」と悩む方も多いかもしれません。
この記事では、ゴルフ初心者がクリアする順番に易しく解説していきます。
記事どおりに進めて、念願のコースデビューを果たしましょう!
知っておくべき3つのルールとマナーを覚えよう
どんなスポーツにもルールやマナーがあるように、ゴルフ初心者はまず最低限のルールやマナーを覚える必要があります。
入門書やネットで検索すればたくさんの情報が出てきますが、ここでは最低限知っておくべきルールやマナーを紹介します。
ゴルフの知っておくべき3つのルール
はじめに、知っておくべき3つの基本的なルールを紹介します。
- ペナルティに関するルール
- ゴルフクラブに関するルール
- 打順に関するルール
ペナルティに関するルール
ゴルフは、いかに少ない打数でボールをカップインできるかを競うスポーツです。
もしルール違反をしてしまった場合や、ボールがなくなったなどの救済を受ける場合は、1打または2打罰のペナルティが課されます。
例えば、実際に打った数が5打、ペナルティが2打罰の場合は、そのホールのスコアは7打になります。
ペナルティの種類は、いろいろな場面で1打または2打罰と決められていますので、プレーをしていく中で覚えていくのが良いでしょう。
ゴルフクラブに関するルール
一度のラウンドで使えるゴルフクラブは、上限が14本と決められています。
ところが、経験を積んだアマチュアでさえ、一度のラウンドで14本全てのクラブを使うことは、ほとんどありません。
特に初心者であれば、始めのうちは使いやすいクラブだけを用意して、段々と増やしていくのがおすすめです。
打順に関するルール
ラウンドする最初のホールでは、くじ引きやじゃんけんなどで打順を決めます。スタートしてからは、カップからボールが遠い人から順番に打つのがルールです。
2ホール目以降のティーショットは、前のホールのスコアが良い順に打ちます。最初に打てるプレーヤーを「オナー(honor)」と呼びますが、「名誉ある者」という意味から来ているので、覚えておきましょう。
ゴルフの知っておくべき3つのマナー
次に、知っておくべき3つの基本的なマナーを紹介します。
- 同伴プレーヤーへのマナー
- プレーファーストのマナー
- コース保護のマナー
同伴プレーヤーへのマナー
ゴルフは、同伴するプレーヤーがお互いにマナーを守るからこそ楽しさを味わえるものです。同伴プレーヤーへのマナーとは、次のようなものです。
- 同伴プレーヤーが打ったボールの行き先を見て、探す時は一緒に探す。
- 同伴プレーヤーが打ち始めるときに、近くや真後ろに立たない。
- グリーン上は、同伴プレーヤーのパットの線上に立たない。
- グリーン上で、カップに一番近いボールの人が率先して旗を持つ。
- 同伴プレーヤー全員が、そのホールでカップインするまでグリーン上で待つ。
ゴルフは、同伴プレーヤーに対して思いやりを持つことが大切とされます。上記のようなマナーが、自然に振る舞えるようになるのが望ましいでしょう。
プレーファーストのマナー
プレーファーストとは言葉どおり、素早くプレーすることです。
プレーが遅くなってしまうと、同伴プレーヤーだけでなく後に続く組にも迷惑をかけてしまいます。
プレーファーストのポイントは、次のようなものです。
- クラブの選択やボールを打つまでの動作を素早くする。
- カートからボールの間の行き来を素早くする。
- 打つ可能性のあるクラブを2、3本持ってボールへ向かう。
- 自分の打球の行方を良く見ておく。
初心者がプレーファーストを意識しすぎてしまうと、慌ててミスが多くなってしまうかもしれません。
ゴルフは、落ち着くことでいいショットが打てるので、時間をかけるときはかけて、メリハリを付けながらラウンドすることが大切です。
コース保護のマナー
ゴルフでは、コースを保護することも大切なマナーです。コース保護のポイントは、次のようなものです。
- アイアンで打った後に芝に穴が出来てしまったら、取った芝や砂で穴を埋める。
- グリーンにボールが落ちて付いた凹みを直す。
- グリーン上は、シューズ跡が付かないように静かに歩く。
- バンカーで打った後は、足跡やくぼみをならす。
ゴルフでは、ラウンド中に生じてしまったものは自分で直すという考え方が根底にあることを覚えておきましょう。
ボールを打ってみよう
おおよそのルールやマナーについて覚えたら、早速ボールを打ってみましょう。
初心者がボールを打つには「打ちっぱなし」に行くか「ゴルフスクール」に通うかのどちらかです。
打ちっぱなし
打ちっぱなしとは、ゴルフ練習場のことです。
一人ずつ打席が設けられ、ボールをレンタルして芝の上から打つ練習ができます。
打ちっぱなしに行くには、最初のうちは経験者の方と一緒に行くのがおすすめです。
早朝から夜まで営業しているところが多く、仕事帰りや休日の早朝に行けるなど、気軽に練習することができます。
打ちっぱなしで全てのクラブを使う必要はなく、ドライバーや7番アイアン、ウェッジなど3本程度に絞って練習するのが良いでしょう。
この3本に慣れてきたら、十分にコースデビューが可能になります。
ゴルフスクール
身近に打ちっぱなしに一緒に行ってくれる人がいなかったら、ゴルフスクールに通うのがおすすめです。
一人で打ちっぱなしに行っても始めは手順が分からないし、闇雲に打っても上達には遠回りです。
自己流で覚えるよりレッスンプロから教わる方が、上達への一番の近道と言えるでしょう。
クラブの握り方や正しいスイングが身につけられれば、フォームが綺麗になります。
ゴルフ道具を揃えよう
ルールやマナーを覚えて、ボールも打てるようになってきたら、自分だけのゴルフ道具を揃えましょう。
はじめは中古クラブでもOK
初心者は中古クラブなどで安く買い、上達してきてから新品を買うのが良いかもしれません。
中古クラブでも初心者用や上級者用があるので、インターネットで購入するよりは、ゴルフショップでよく話を聞いてから購入するのがおすすめです。
慣れるまではレンタルするのも良いでしょう。
服装にも気をつける
ゴルフの服装は、襟付きのシャツと長いパンツ、ゴルフシューズが基本で、Tシャツやジーンズ、ジャージ、サンダルなどはNGです。
プレー中と行き帰りの服装は、基本的に同じで構いませんが、ゴルフ場によっては、ジャケット着用がルールの場合もあります。
コースデビューをするときは、事前にホームページで確認しておきましょう。
コースデビューを目指そう
初心者だけでのコースデビューはなにかと不安です。
最初は経験者の方と一緒にラウンドしましょう。
ラウンド中のマナーや振る舞い方などをみてお手本にします。
コースデビュー時は、上手く打つことができないかもしれません。
打ちっぱなしと違いコース上には、傾斜や深いラフ、池、バンカーなど色々な状況が待ち受けているからです。
そのため、ミスショットするのは当然です。
スコアを気にするより一番は楽しむこと、そして周囲に迷惑をかけないように心がけましょう。
「打ちっぱなしでは、こんなはずじゃなかったのに」なんてことはよくあります。
上手く打てなくてもイライラせずに、ミスは当たり前と思って切り替えることが大切です。
自分のプレーに余裕が出てくるようになったら、自然とスコアを意識するようになってくるでしょう。
まとめ
始めたばかりの初心者は、上手く打てないのは当然です。
ゴルフの楽しさは、スコアももちろんですが、みんなで気持ちよくラウンドしてこそ成り立ちます。
ゴルフは紳士のスポーツと言われ、まわりの人に対して誠実であることが求められます。
マナーをしっかりと身につけて、ゴルフを楽しんでみましょう。