ランニングを始めて38年。これまで履いてきたシューズは、おおよそ120足になります。
薄くて軽いシューズの時代から、厚底・カーボンの時代へ、シューズは大きく変わりました。
買い替えを通じて見えてきたシューズ選びのポイントを紹介します。

1. 38年で、履いてきたシューズはおよそ120足

これまでの買い替えの歴史を振り返ります。
20代頃までは同じ靴を長く履いてましたが、当時は薄く軽いシューズが主流でした。以下遍歴の紹介です。
アシックス:ソーティマジック・ターサー・ゲルカヤノ
アディダス:アディゼロ・ブースト
ミズノ:ウェーブ

当時は1足を長く使用していましたが、今では用途によって3足使い分けています。1足を毎日使うより、靴への負担を分散できるからです。
この使い分けは30代前後頃からのルールですが、絶対にこのルールにしないといけない、と自分に縛られないようにしています。

2. 買い替え記録。薄底から厚底・カーボンへ、走りは何が変わったか

靴の変化で一番大きな変化は、何といっても薄底から厚底への転換でした。

2-1 厚底を初めて使用したときの衝撃

初めて厚底を履いたのは、2024年ごろです。着地がまるで違い、弾む感覚と前に自然と進む感覚を感じたのを覚えています。その時の感覚として、以下お伝えします。
・スピード練習でのタイムが上がり、自然とスピードが出る感覚があった。
・普段のジョグのペースが自然と上がった。
・ハーフマラソンは1時間28分から1時間25分へ、フルマラソンは3時間8分から3時間5分へ記録を更新。

2-2 直近の3足も、いつもと違うメーカーへ

ここ数年ブルックスを履いてましたが、今年3足とも違うメーカーに替えました。
ジョグ用はサッカニーへ。クッションが柔らかいのに沈み込みすぎず、脚の疲れが少ない感覚があります。
ペース走・ロング走用はニューバランスへ。作りがしっかりしているぶん後半でも足元がブレにくく、腰を据えて走れる感覚があります。そのぶん、軽さやキレのある動きは控えめですが、安定した走りに向いている一足だと感じています。
インターバル用はミズノへ。蹴り出しで弾む感覚がとても強く、実力以上のスピードが出ている感覚があり、ケガに注意をしたいところです。
各々のシューズ特性があり、実際に履いてみて初めて違いがわかります。

3. 買い替えで見えた、シューズ選びのポイント

長年の買い替えと直近の3足を通じて、あらためて感じたことがあります。

3-1 シューズより先に、土台となる練習を積む

厚底やカーボンは、履くだけで速くなる魔法の靴ではありません。いくつかポイントを紹介します。
・厚底やカーボンは練習で作った脚力や心肺機能、フォームを後押ししてくれるアイテム。
・走り込みが少ないうちに厚底で走ると、股関節やアキレス腱に、思った以上の負担がかかることがある。
・心肺は楽に感じても、筋肉などに思った以上の負荷がかかってる可能性がある。
シューズ選びに正解はありませんが、いきなり高強度な使い方をせず、まずは短い距離やジョグから試すことをおすすめします。
痛みや違和感が続く場合は、自己判断で走り続けず、整形外科などの医療機関に相談することをおすすめします。
人によって違いはありますが、1~2週間ほど休養やセルフケアで改善しない場合を、目安にしてみてください。

3-2 具体的なシューズ選びのポイント

複数の靴を使い分けることで、体への負担を軽減できると感じています。
その際、目的別や実際に履いた時の一体感、足にフィットするかなどが大事になってきます。具体的には、以下3つのポイントを意識してみてください。

① 「速く走れる靴」ではなく、目的を最初に決める
② 「足との一体感」を意識し、必ず試着をする
③ 「自分の走りが自然になるか」を見る

まとめ|自分なりの買い替えルールを決めてみよう

薄底から厚底・カーボンまで、シューズは大きく変わりました。
柔らかくて着地が楽になった靴もあれば、蹴り出しで弾かれるように進む靴もあり、逆にどっしりして安心感が増した靴もあることを、あらためて実感しました。
機能も大事ですが、好きな色やメーカーで選んだり、あるいは、これまで履いたことのないブランドをあえて試すことも、シューズ選びの楽しみ方の一つです。

シューズを替えると、走りへの意識も少し変わります。次の買い替えの参考にしてみてください!
※効果の感じ方には個人差があります。